今回はプリスクールについて現役保育士のマリエが簡単にご紹介します。
日本の保育園や幼稚園と同じところもあれば違うところもあります。
プリスクールって聞いたことはあるけど何?という方はぜひ読んでみてください。
プリスクールとは
日本ではプリスクールもインターナショナルスクールもごっちゃになっていることが多いのですが、プリスクールとはpreschoolと書きます。
プレオープンとかプレビューといった言葉を聞いたことはないですか?
プレとはつまり「前の」といった意味があり、本番前の試験や準備といった意味でも使われる言葉です。
この場合はスクールの前に通う施設というところですね。
そういった意味ではプリスクールは幼稚園のように小学校に上がる前の準備をする場所であると言えます。
なお、アメリカでは5~6歳の小学校に上がる前の1年をキンダーガーテン、それより前の年齢はプリスクールで過ごします。
キンダーガーテン(ドイツ語で子どもの庭の意味)の方が幼稚園っぽい響きですが、実際はプリスクールの方が子どもが通う期間は長いのです。
プリスクールとは
プリスクールとは、インターナショナルスクールとも呼ばれる保育&教育施設です。
対象は0歳~小学校入学前までの場合もあれば、1歳~3歳までのところまでもある、施設によって保育対象は様々です。
保育施設である保育園と、教育施設である幼稚園の役割を併せ持ち、英語教育を日常から行うことで自然と英語学習を行うことができ、英会話や読み書きが身につくことを目的としています。
学費(授業料・保育料)は比較的高め
保育園や幼稚園と比べてプリスクールは学費が高めです。
一般的な公立保育園の学費が年間30万円かかると仮定して、プリスクールの場合約180マン前後は必要な場合がほとんどです。
また、幼稚園の場合は公立であっても学費は60万程度が必要といわれています。
プリスクールの学費が高い理由は公立ではなく私立であることにも起因し、私立の幼稚園の場合も同額前後の学費が必要です。
お弁当が必要
プリスクールではお昼ご飯のお弁当を持参する必要があります。
給食はありませんが、前日や朝一で連絡すればスクールランチ(お弁当)をプリスクール側が有料で用意してくれることもあります。
お弁当を作ることが難しい場合はスクールランチを継続して注文することもできます。
お金はかかりますが、絶対にお弁当を用意しないといけない保育園とは異なる点です。
保育士資格は必要がない
プリスクールの先生は、ネイティブスピーカーの外国人の先生がほとんどですが、全員が保育士の資格を持っているかというとそうではありません。
勿論中には海外の保育士資格や幼稚園教諭の免許を取得している方もいますし、日本での滞在期間が長い方の場合日本で資格を取得している方もいます。
プリスクールの場合は、私学であることや、より自然で日常的な英語を普段から身に着けることを目的としていますので、あまり免許の有無に関して重要視されることは少ないのです。