プール・水遊びのアイデアと注意点

 

暑い夏だからこそ楽しめるのが、水遊び。保育園や幼稚園、ベビーシッターといった、保育の現場でも、夏の風物詩になっているはず。火照った体を冷ましながら水の特質を学んだり、五感が刺激されたり、楽しいだけでなくさまざまなメリットが得られます。

ただし、そこには同時に危険もはらんでいることを忘れてはいけません。

ここでは、そんなプール遊びや水遊びをするときの注意点や、遊び方のおすすめアイデアについてご紹介します。

 

 

プール遊び・水遊びの注意点

保育園ではもちろん、おうちでもプール遊びや水遊びをするときは、次のような点に気を付けましょう。

目を離さない

大人から見るとたった数cmしか水が入っていない浅いプールであっても、幼い子たちが溺れる可能性は十分にあり得ます。

思わぬ事故やケガをしないよう、大人の目の届くところで遊ばせましょう。

 

熱中症

水中でも汗はかくので、水遊びであっても熱中症には注意が必要です。

遊びに夢中になっている子どもは水分補給を忘れがちなので、定期的に水分補給をさせてください。

 

紫外線対策

子どもの肌はデリケートです。日焼けしすぎないように帽子やシェード、子ども用日焼け止めクリームなどで、紫外線対策をしてあげましょう。

 

 

 

おすすめ水遊びアイデア

身近な材料でできる遊びでも、子どもが水の特性を理解することにもつながります。

 

ペットボトルシャワー

ペットボトルからシャワー状に噴き出す水が楽しいおもちゃです。

[材料]
・ペットボトル
・油性ペンなど

[作りかた]
①ペットボトルの底にキリなどを使って穴をいくつも空ける
②油性ペンやマーカーなどでボトルを装飾する
③完成

 

水汲みリレー

子どもが複数人集まっている場合は、水汲みリレーで楽しめます。おもちゃを作る手間も時間も要りません。保育園ならチーム対抗戦にしても良いでしょう。

[必要なもの]
・大きい容器(バケツや洗面器、2ℓペットボトルなど)×1個
・小さい容器(子どもでも軽く持てるミニバケツやミニボウル、プラカップなど)×人数分

[遊びかた]
①スタートの合図で、プールまたは水道などから最初の子が自分の容器に水を汲む
②こぼさないように、次の子の容器に水を渡す
③最後の子は大きい容器に水を入れる
④制限時間を設けて、タイムトライアルに挑戦

 

色水遊び

色の濃淡や混ざったときの変色など、子どもにとっては手品のような不思議が味わえます。1歳・2歳児くらいで誤飲が心配な場合は、絵具ではなく食紅を使うのが良いでしょう。

[必要なもの]
・プラカップまたはペットボトル
・絵具または食紅

[遊びかた]
①水を入れたプラカップやペットボトルに、まずは単色の絵具を入れてみましょう。絵具や水の量を変えたときの、色の出方を比べます。
②①を何色かに分けて作っておきます。
③いくつか作った色水同士を混ぜ合わせて、色の変化を観察しましょう。