日本のベビーシッター事情

日本のベビーシッター事情

皆さんこんにちは、プリスクール現役保育士のつぶやきブログです。
アメリカやその他の外国ではベビーシッターを利用する事はもはや一般的となり、日常的に行われています。
しかし、日本では普及率が5%未満とも言われ、今もなお利用者はかなりの少人数となってしまっています。
では、なぜ日本と世界各国でこんなにも利用者数が違うのか今回ご紹介します。

ベビーシッターとは

そもそもベビーシッターとは、赤ちゃんのお世話をしてくれる人と言う認識が皆さんにないですか?
もちろん赤ちゃんのお世話もベビーシッターの大事なお仕事ですが、お世話をしてくれる対象年齢は0歳~12歳までと幅広く対応してくれる施設も多いんです。
お子様のお世話の他にも、習い事の引率や家事代行サービスまで、共働きの家庭が増えている昨今では是非利用したいサービスの一つと言えるでしょう。

日本と外国との考え方の違い

日本と外国のベビーシッターの利用者数の数が大きく違うのは、利用する目的や考え方の違いが大きく関係してきます。
ベビーシッターの利用が約60%のアメリカではベビーシッターを利用する際の一番の理由が『夫婦でのデート』だそうです。
私も最初にこの事実を知った時はとても驚きました。
理由はベビーシッターを利用する時は夫婦ともに仕事で帰りが遅くなってしまうから、その間にお世話をしてもらう事だという固定概念があったからです。
日本では子供が生まれると二人での時間が大幅に減ってしまい子供中心の生活がスタートし、何をするにも子供優先になります。
アメリカではベビーシッターを上手に活用し、子供に安心・安全な生活をしてもらいながらも二人の時間を大切にする考え方がとても良い思いました。

ベビーシッターが敬遠される理由

日本でベビーシッターの利用が低い理由として『他人に我が子を預けるのが心配』と言う意見も多くあります。
保育園や幼稚園のように大人数の子供を複数の保育士さんでお世話をしている訳ではなく、基本的には一人のベビーシッターが担当する事になります。
その為、何かの事故や不祥事が起きてしまうかもと言う事が心配になっているご家庭も多いそうです。
ベビーシッターを依頼する際は事前にご自身でベビーシッターさんの面接をし信頼出来る方にお願いをすると良いでしょう。

 

ベビーシッターを利用する事は今も日本では少し抵抗があるかもしれません。
しかし、子育ては難しく、時には投げ出したくなる時もあると思います。
そんな時にベビーシッターと言う存在があるからこそ、息抜きや気分転換が出来る時間を作る事が出来ます。
子供を預ける事は保育園や幼稚園に預ける事と変わりません。
もう少し視野を広げ、興味を持たれた方は一度利用してみてはいかがでしょうか?