クリスマスの準備

みなさんこんにちは、12月になりめっきり寒くなりました。
風邪やインフルエンザでダウンしてしまわないように、スクールでもうがい手洗いの徹底と事あるごとにアルコール除菌をこまめに行うことで感染の予防に努めていますよ。
ついこないだハロウィンパーティーをしたばかりのような気分ですが、今スクールではクリスマス会に向けてお部屋やクリスマスツリーのデコレーション用のオーナメントを作ったり、みんなで歌うクリスマスソングの練習をしたりしています。
ツリーの飾り付けオーナメントは自由に作らせるのですが、本当に独創的で家庭や国によってさまざまで見ていて面白いです。こういった手先を使う工作は育脳の基本ですので、スクールでも多く取り入れいています。

 

プリスクールにおけるクリスマスイベントの問題

クリスマスとは簡単に言ってしまうとイエス・キリストの誕生日です。
私が子供のころにはクリスマスの劇と言えばイエスの誕生(受胎告知から馬小屋でイエスが生まれるところまで)だったのですが、最近では宗教色も強いこともあってかキリスト教系の保育施設や学校以外ではあまり見ることがなくなりました。
また、私が勤務している間にはまだこのようなパターンは無いのですが、キリスト教ではないのでクリスマスは祝わないためクリスマス会を欠席される子どももいるようです。
ですから、あまりプリスクール内では宗教色の強い催しは行わず、いわゆる一般的で日本的なクリスマスイベントをするにとどめています。

本来のクリスマスとは

クリスマスのアドベントカレンダーってご存じですか?
イラストが描かれたきらびやかな大きなカレンダーの数字の部分がポケットやボックスになっていて、中に小さなおもちゃやお菓子が入っているものです。
12月1日から24日もしくは25日のクリスマスまでに毎日ひとつづつ開けていくもので、クリスマスを指折り数えて待つ楽しさがあります。
プリスクールでは日番制で毎日違う子どもにアドベントカレンダーを開いてもらっています。子どもたちは自分の番はまだかな、と楽しみにしています。

このアドベントカレンダーはドイツで生まれたもので、ドイツはクリスマスをとても大切にしている国の一つでもあります。シュトーレンという大きな菓子パンを作って毎日アドベントの期間を食べたり、アドベント機関には大きなクリスマスマーケットも開催されています。
また、クリスマス当日は家族で自宅で一緒に食卓を囲み、ゆっくりと過ごす日本でいうお正月のようなだんらんの日になるそうです。

スクールにもドイツ人のお父さんを持つ子がいますが、やはりクリスマスは大切な日だそうで、少し早めに帰宅してお母さんと一緒にご飯を作るそうです。
ただ、本場の方から見て日本のクリスマスはどうなのかというと、やはりそれはそれ、これはこれといいますか、本来の意味を知っていてそれぞれに敬意を払っているならば気にならない、むしろみんなで楽しく騒ぐのも好きですよとのことでした。
たしかに、私も海外留学した時にホストファミリーにこういった話を聞いた際「馬鹿にされているのでなければそれぞれの国に合った浸透方法は受け入れることができる」と言っていたことを思い出しました。