保育園児も参加するアメリカの「サマーキャンプ」とは

 

皆さんこんにちは、プリスクール現役保育士のつぶやきブログです。
日本でもお子様が夏休みなど長期のお休みに入るタイミングで海へ海水浴に行かれたり、山へキャンプに行かれるご家族も多いと思います。
アメリカも夏休みなどは日本と同様キャンプなどをして過ごしますが、実は日本とは大きく違う点がいくつかあるんです。
今回はそんなアメリカの『サマーキャンプ』についてご紹介します。

 

サマーキャンプとは

そもそもサマーキャンプとは簡単に略すと『夏のキャンプ』という意味になり日本と同じように家族でテントを張って、バーベキューやキャンプファイヤーなど旅行としてとらえられた方も多いと思うます。
私も事実を知るまではそう思っている一人でした。
アメリカのサマーキャンプは遊びもかねていますがどちらかと言えば学習に近い行事にあたります。
種類も様々あり、まずは日中のプログラムのみのデイキャンプや、日本でもお馴染みの宿泊型のオーバーナイトキャンプの2種類。
さらにデイキャンプには細かなプログラムが用意されています。
◎STEM系
プログラミングやロボット、数学系などを学べるキャンプ。
実際に宇宙ステーションとの交信体験が出来たり、火星への住居シュミレーションなどが行えます。
ヒューストンやNASAでもサマーキャンプのプログラムが組まれている為、宇宙などに興味がある大人も参加したい方いらしゃる程内容の濃い体験が可能。
◎ART系
大学の併設施設やタウンセンターで行われている絵や粘土などを使う美術系のキャンプ。
4歳くらいからでも参加できる為、小さなお子様がいる家庭から人気。
◎演劇系
様々な作品をミュージカルのように歌ったり、踊ったりするキャンプ。
普段は多いな声を出したり、体を動かす事に抵抗があるお子様も、自分の殻を破れるようにと願い参加させる親御さんも多くいらっしゃいます。
◎スポーツ系
スポーツクラブが実施しているプログラムもあり、様々なスポーツを体験出来るキャンプ。
多種目を体験出来たり、既に始めているスポーツのクオリティを上げる為に1種類のみにしたりと参加の方法はさまざま。

 

日本との違い

日本とアメリカのキャンプの捉え方がなぜこんなにもちがうのでしょうか?
それは学校の教育が大きく関わるからです。
日本の夏休み期間は基本的に7月中旬頃から8月末が多いです。
しかし、アメリカでは6月上旬から8月末までと日本に比べ約2倍の期間があります。
さらには日本では学校で課題として夏休みの宿題が出る事が一般的ですが、アメリカでは課題すらありません。
その為約3ヵ月の間、子供達は家で過ごしたり遊びに出かける毎日となってしまいます。
もちろんお子様が休みでも、親御さんが一緒の期間休む事は現実的に不可能に近いです。
なので、そのような長期の休みを有効活用する為にアメリカではサマーキャンプが定着しています。

おわりに

アメリカのサマーキャンプは学習に近いものがあるため、期間や金額も様々です。
しかし、お子様の自立心や集団行動能力、新たな可能永などを発見出来る良いイベントになりますので是非参加させてみてはいかがでしょうか?