アメリカ人の年末年始の過ごし方

 

日本ではクリスマスが終わったとたん、街中があわただしくお正月モードに早変わりして賑わうのが恒例。
アメリカ人たちは年末年始をどう過ごすのでしょうか?文化の違いをご紹介します。

 

 

アメリカの大晦日

アメリカの年末年始は、日本とはちょっぴり違います。

大晦日を英語に訳すと「New Year’s Eve」。しかし、イブといっても祝日ではないので、通常通り仕事をする人が大勢いるし、お店もほとんどが通常通り営業しています。

また、日本では大掃除をするのも年末の恒例行事ですが、アメリカの家庭では、日本人のような「きれいに掃除して新年を迎えよう」的な考えはなく、年越しを理由に掃除するということはありません。

 

 

カウントダウン

そんな、日本の文化とは違うアメリカ人の年越しですが、カウントダウンだけは一大イベント。

日本のニュース番組などでもよく模様が報じられる、ニューヨークのタイムズ・スクエアでのカウントダウンには、毎年100万人が訪れるのだとか。
20時ころから人気アーティストたちのライブが始まり、0時には新たな年の幕開けを華やかにお祝いします。

こうしたイベントはニューヨーク以外でも各地の大都市で開催されていますが、毎年テレビでライブ会場を中継する番組も放送されるので、足を運ばなくてもお祭り気分を味わうことは可能です。

また、「年明けとともに、すぐ近くにいる人とキスをする」という風習もあるので、好きな人がいるひとにとってはチャンスでもありますね。

 

 

お正月

元旦のことを、英語では「New Year’s Day」といいます。

アメリカでは大晦日は平日ですが、元旦は祝日。とはいえ、日本のようにおせちを食べたり初詣に行ったりなど、お正月だけの特別な過ごし方はアメリカでは特にありません。
また、日本ではお正月、特に三が日は新年を祝うムードであふれますが、アメリカ人は1月2日から普段通りの生活スタイルに戻ります。

ただ、日本と違うこの時期の特徴は、クリスマスツリーがまだ飾ってあること。
アメリカでは、1月6日までツリーを出したままにしておくのが一般的。これは、キリストの誕生を祝うために賢者たちが訪れるまで12日かかったという言い伝えに由来する風習です。