アメリカ人は、子育てにおいても自由や独創性を大切にします。
そのため、習い事も個性を伸ばすために重視されていて、親の好みではなく自分の意思で選ばせるのが基本。
では、現地ではどのような習い事が人気なのでしょうか?
子育て中のパパ・ママは、ぜひ参考にしてみてください。
アメリカ人の習い事に関する考え方
アメリカ人のパパ・ママが子どもに習い事をさせるとき、まず重視するのが、子どもが楽しんで通えるか。親が押し付けるのではなく、子ども自身が積極的に向き合って楽しめるものを探します。
スポーツやアートなど、幅広い経験から可能性を広げることを目的とするので、「合わなければすぐに辞めても良い」という考え方は、忍耐を重視する日本とちょっと違うかもしれません。
逆に、子どもが興味が沸いた事には協力的で、短期で始めたレッスンを長期や個人レッスンに変えて続けるパターンが多いよう。
料金形態も日本の月謝制と違って、回数制が一般的で、入会金などもないので、いろいろ試すのに向いているという背景もあるでしょう。
アメリカで人気の習い事
子どもの習い事を通じて、家族同士が交流するきっかけにもなっています。
球技
サッカーやバスケットボール、アメリカンフットボールをはじめとする、スポーツ系の習い事は男女問わず人気。
春は野球で冬はバスケなど、シーズンごとに複数のスポーツ教室に通う子が多くいます。
スイミング
以外にもアメリカの学校教育では水泳の授業がありません。そのため、泳ぎの基本を覚えるために、男女問わず幼い頃にスイミング教室に通う子が多いのです。
バレエ・ダンス
女の子に人気なのがバレエ。プリンセスのイメージが強いようです。
一方でダンスも女子人気が高く、ヒップホップから社交ダンス、チアリーディング、フラダンスまで、たくさんの種類のダンス教室があります。
武術・格闘技
武術や格闘技系の習い事は、男の子に人気です。特に空手やテコンドーや非常にポピュラーで、各地に数多くの教室があります。
幼い頃から忍耐力や集中力がつくので、両親にも好評。
音楽
日本と同じく、アメリカでもピアノやバイオリンは小学生の習い事の定番のひとつ。
幼い頃から親子教室やリトミック教室に通ったりして、興味を示したら徐々に楽器に挑戦させるというパターンが多いようです。
学習塾
例えば日本から赴任したばかりの家庭の子が、英語の授業についていけるよう家庭教師をつけたり、逆に日本語を教わるようなことはありますが、現地の子が日本のような学習塾に通うという習慣はアメリカにはありません。
ところが、最近は日本の「KUMON」が人気で、日本と同様のシステムで算数と国語のプログラムを多くの子が学んでいます。