手で振付をしながら歌を歌う「手遊び歌」。
歌いながら指先を使うので脳を活性化させ、子どもの成長を促すのに役立つというのは皆さんご存じかと思います。
そんな手遊び歌は、乳幼児の英語学習にも効果的です。
今回は、英語の手遊び歌による効果や、アメリカ人の子どもたちに人気の手遊び歌をご紹介します。
英語手遊び歌の効果
そもそも、手遊び歌には脳を活性化させる効果があります。指先を動かすことで大脳が刺激され、思考力や記憶力、言語能力などの発達が促されるのです。
また、歌によってさまざまな動きがありますが、それらを見て覚えて、自分でも動きを再現するのが一連の流れ。これにより集中力や表現力も鍛えられます。
さらに、スキンシップが加わることで子どもの脳内に「オキシトシン」というホルモンが分泌されるので、心の安定にもつながるでしょう。
そんな、子どもにたくさんの良い影響を与える手遊び歌ですが、英語で歌うことでリスニングや発音の訓練にもなります。手遊び歌は繰り返しの歌詞が多いため、口ずさみながら自然と語彙を増やすことができるでしょう。
アメリカの親子に人気の手遊び歌
手遊び歌を英語で言うと、「finger play songs」。
親子で一緒に楽しんで、お子さんのインプット(聞く)とアウトプット(話す)の機会を増やしてあげましょう。
Head, Shoulders, Knees, and Toes (頭、肩、ひざ、つま先)
日本でも有名な歌なので、1度は耳にしたことのあるパパ・ママも多いかもしれません。
振り付けも実に簡単で、歌に出てくる単語に合わせて体のパーツをタッチします。
お子さんが赤ちゃんのうちは、パパやママが歌いながらタッチしたり、赤ちゃんの手を取って誘導してあげると良いでしょう。
Finger Family Song (指さん家族)
日本でも幼い子に「おとうさん指」とか「おかあさん指」とか教えるご家庭は多いと思いますが、それをそのまま英語で覚えることができる手遊び歌です。
歌詞もリズムも繰り返しになっているので、すぐに覚えて楽しめるはず。
歌詞が、「どこにいる?」「ここだよ、はじめまして。」という会話形式になっているのもポイントで、日常的に使える英語を覚えるのに役立ちます。
If You Are Happy and You Know It (幸せなら手をたたこう)
世界中の子どもたちに愛される名曲です。日本語で歌ったことのあるパパ・ママは多いと思いますが、お子さんと一緒にぜひ英語バージョンも覚えてください。
「clap your hand(手を叩こう)」の部分を「stomp your feet(足ならそう)」に変えたりして、繰り返し楽しめます。